第四章~深愛~

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あの日以来…涼香と初めて一つになった日から… 俺は涼香とは離れる事が嫌と言わんばかりに常に一緒におった。 できるなら… 一日中一緒にいたい…素直にお互いに思うていた。 登校も…下校も… 常に一緒やった。 直巳と千晶も同じやった。 いつも、Wデートしとるような感じやった。 そんなある日… 昇流 『なぁ、功弥ぁ…』 功弥 『あん?』 昇流 『最近あいつら熱過ぎへん?』 功弥 『せやなぁ…連れやから嬉しいねんけど、なんかムカつく部分もあるよなぁ💧』 昇流 『俺ら…虚しい男よのぉ💧ムカつくから裏(裏庭)行って一服すっか😆』 功弥 『せやな✨』 裏庭― シュボ… ぷはー💨 昇流 『なぁ、おめー好きな奴とかおらへんの?』 功弥 『俺?…おるで…』 昇流 『お❤誰や誰や❤』 功弥 『…怜。』 昇流 『…怜かぁ…あいつなんだかんだ言うてもかわええからなぁ✨』 功弥 『…拓と…シたんやろ…?』 昇流 『…。』 功弥 『…やっぱ…強くなかったらモテへんのかなぁ…』 昇流 『どうなんやろなぁ…』 功弥 『なぁ…昇流』 昇流 『あん?』 功弥 『…強く…なりてぇな…』 昇流 『…功弥…。』 そして― 下校時間― 直巳 『ちぃたぁん❤帰ろうで❤』 千晶 『なぉたぁん❤帰ろかぁ❤』 昇流 『相変わらず熱っちいな、お前ら💧』 直巳 『まぁなぁ❤お前も早よ彼女作れやぁ✨』 千晶 『アタシらには敵わへんけどなぁ❤』 直巳 『ほななぁ✨』 昇流 『はぁ…切ないなぁ💧』 功弥 『昇流ぅ、帰ろうや✨』 昇流 『せやな💧』 帰り道― 功弥 『あーあ、なんかおもろい事あらへんかなぁ…』 昇流 『あらへんなぁ…ん?おい…功弥…』 功弥 『あ?』 二人が見た先には…怜…。 怜と、もう一人、女の子が歩いていた。 昇流 『あれ…怜やんな?』 功弥 『せやな…。』 昇流 『よっしゃ、声掛けよか😆』 功弥 『でも…よ…』 昇流 『ええから、ええから✨』
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