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昇流は怜に声を掛けた。
昇流
『よう、怜ちゃうの⁉』
怜
『え…?あ…拓翔の友達の…』
昇流
『俺昇流✨こいつは功弥✨そのコは?』
怜
『このコは幼馴染みの加奈✨』
澤口加奈(さわぐちかな)
『ちわ✨澤口加奈でーす✨』
昇流
『はじめまして✨(うわ、ごっつ可愛ええやん❤)』
功弥
『ども…』
昇流
『暇やったらどっか行かへん⁉』
怜
『えー⁉どないしよっかなぁ⁉なぁ、加奈⁉』
加奈
『せやなぁ…⁉』
怜
『あ❤ええ事考えた❤』
昇流
『なんやー⁉』
怜
『アンタら二人で拓翔と涼香別れさしたら遊んであげてもえーよ❤』
昇流・功弥
『‼⁉』
怜
『できる訳あらへんよね❤ほな諦めやぁ✨』
加奈
『アンタまだ小澤の事諦めてへんかってん⁉』
怜
『だってぇ、喧嘩強いし、顔もアタシ好みやし❤その辺の男とはちゃうねんもん❤』
加奈
『まぁ、確かにね✨』
怜
『ほな、そーゆー事やから✨バイバーイ✨』
二人が去った後、二人が残された。
ガンッ‼
昇流は近くにあったベンチを蹴飛ばした。
昇流
『なんやねん‼いつも拓翔拓翔て‼‼喧嘩強いんがそない偉いんかぁ‼‼うぉぉぉ‼‼‼』
功弥
『昇流…くっ…うわぁぁぁ‼‼‼‼』
二人は無我夢中でベンチを蹴飛ばし、破壊した。
はぁはぁはぁはぁはぁ…
功弥
『ハァハァハァ…昇流ぅ…』
昇流
『ハァハァハァハァ…あん?』
功弥
『強う…なろうや…あいつらに負けんくらい強うなろうや‼』
昇流
『せやな‼強うなろうや‼』
功弥
『それにはまず喧嘩慣れせなあかんな…』
昇流
『…せやな…』
二人の視線の先には…
中学生らしき3人組が歩いていた…。
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