*。゚第1⃣章゚。*

2/7
前へ
/77ページ
次へ
私立聖倫学園校門前。 夕月は深呼吸をして学園に足を踏み入れた。 聖倫学園は俗に言うお金持ち学園で、いろんな所から御曹司や有名人などが集まる学園だった。 でも普通の生徒も通っている。 夕月も至って普通の生徒… でも彼女が入る2⃣年B組は… -------------------- 「今日から入る新入生だ。挨拶して」 「えっと、、萩野夕月です、、よろしくお願いします」 夕月が頭を下げると質問が飛んできた。 「萩野さんはどこから来たんすか??」 「え、、静宮女学院からきました、、。」 夕月がそう答えると教室中がざわざわとざわつき始めた。 静宮女学院はレベルが高く誰でも簡単には入れない。 「じゃあ萩野、、お前の席は一番後ろの須藤の隣だ、、」 先生がそう言った瞬間、騒がしかったクラスが急にシンと静まり返る。 「はい…(何か静かになった??」 夕月は不思議に思いながらも、担任に言われた通り、須藤の横に座った。 カタンッ 夕月が席についてすぐ、今まで寝ていた須藤が起きあがる。 「誰あんた?」 「あ、えと、、荻野夕月です…よろしく、、えっと…」 「南…須藤南…」 「よろしくね南くん」 もう片方の隣があいていたが夕月は気にしなかった、、
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2219人が本棚に入れています
本棚に追加