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私立聖倫学園校門前。
夕月は深呼吸をして学園に足を踏み入れた。
聖倫学園は俗に言うお金持ち学園で、いろんな所から御曹司や有名人などが集まる学園だった。
でも普通の生徒も通っている。
夕月も至って普通の生徒…
でも彼女が入る2⃣年B組は…
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「今日から入る新入生だ。挨拶して」
「えっと、、萩野夕月です、、よろしくお願いします」
夕月が頭を下げると質問が飛んできた。
「萩野さんはどこから来たんすか??」
「え、、静宮女学院からきました、、。」
夕月がそう答えると教室中がざわざわとざわつき始めた。
静宮女学院はレベルが高く誰でも簡単には入れない。
「じゃあ萩野、、お前の席は一番後ろの須藤の隣だ、、」
先生がそう言った瞬間、騒がしかったクラスが急にシンと静まり返る。
「はい…(何か静かになった??」
夕月は不思議に思いながらも、担任に言われた通り、須藤の横に座った。
カタンッ
夕月が席についてすぐ、今まで寝ていた須藤が起きあがる。
「誰あんた?」
「あ、えと、、荻野夕月です…よろしく、、えっと…」
「南…須藤南…」
「よろしくね南くん」
もう片方の隣があいていたが夕月は気にしなかった、、
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