情熱

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情熱

篤との距離は…みるみる縮まって行きました… 気が付けば…指定席のように…私のそばには…いつも篤がいて…篤の隣りでは…常に私が微笑んでいましたね…   「麻希…ずっと俺のそばにおってな… どこにも行かんとってや…」   篤の口癖は…いつも心地よく私の心に響いて来ました…   「麻希のこと…愛しとるよ…大事にするよ…」   嬉しくて嬉しくて…幸せな時間でした… メールでのやりとりから…携帯電話での直接の会話へと…変わって行きました…   話は尽きなくて…何時間も喋り続けて…それでも…まだまだ話足りない二人でした…   篤の声は…限り無く優しいもので…話していると心が癒されました… いきなり…着メロが鳴る事は…決してなくて…今話せる?って…事前にメールで確認してくれるのも…篤の思いやりでした…   そう…私たちには…それぞれ…守るべき家庭が…存在していたのでした…
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