不安

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不安

幸せな時間でした… 篤は…限り無く優しい言葉をかけてくれました… 気を使ってくれてるのが…よくわかるので…不安は…ありませんでした…   そんなある日…私の仲のいい友達…真璃子が恋をしてるらしいと…気が付きました…   私が篤と付き合ってる事は…真璃子には話していませんでした…   真璃子は…うすうす私と篤が付き合ってる事は気が付いていたのかもしれません… だから…真璃子も…自分が恋してるのが…篤であるとは…私に言わなかったのでしょう…   真璃子は…篤に色々相談に乗ってもらっているようでした… 篤も…自分を頼ってくる真璃子を放ってはおけない様でした…   気にしてないふりをしながら…不安で不安で押し潰されそうでした…   いつか…篤が真璃子の方に行ってしまうのではないだろうか…   私と付き合う前に…篤が付き合ってた…亜美が篤の前に現れたのも…ちょうどこの頃でした…   亜美が篤のそばで微笑んでいるのを見掛けて…心臓が凍り付くようでした… 嫉妬の炎を悟られまいと…負けずに微笑んでいる自分の頬が引きつってしまうのが哀しかった…   心の中に生まれた小さな不安…モヤモヤは日に日に大きくなって行くようでした…  
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