中学時代

4/4
前へ
/195ページ
次へ
彼は意味が分からない、といった表情で私を見ていた。 「矢野塾が潰れるの。私はもうここにはこれないんだ。家から遠いし」 彼は「そう」とそっけない返事をした。 「会えないの」 「だから?」 「私は貴方が好き」 「…」 「だから、もしまた再会出来たなら…結婚、してください」 結婚がただしたかった? 恋だと思ってた? 彼の名前も知らないのに? 「構わないよ」 だから、私は 貴方と再会出来て嬉しかったの
/195ページ

最初のコメントを投稿しよう!

99人が本棚に入れています
本棚に追加