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ーオペ当日ー
ｽﾄﾚｯﾁｬｰに運ばれるアリスの後を追う様にアスカが後に続き、アリスの手を強く握りしめていた。
オペ室の前で、ｽﾄﾚｯﾁｬｰが止まった。

アスカ「大丈夫よ…アリス…」
そっとアリスを抱きしめた再度ｽﾄﾚｯﾁｬｰが動き出し、そのまま中へ入って行った。
ランプが点り、オペが開始された。
アスカはずっと祈る気持ちで、アリスを待った。

アスカ「大丈夫、アリスはきっと大丈夫…手術は成功する…」

何時間も待ち続け、ようやくランプが消えた。
目には包帯が巻かれて、スヤスヤと眠るアリスの姿があった。

アスカ「アリス…」

医師「今日はこのまま様子見ましょう…。包帯は明日の診察で、外します。オペは成功しました」

アスカ「先生！ありがとうございます」

医師「アリスさんは、よく頑張りましたよ。後で沢山誉めてあげて下さい」

オペに参加した日本人Drがアスカに一礼するとその場を去った。
一夜明け、アリスは診察室に居た。目にはまだ包帯が巻かれていた。

医師「アリスさん、包帯外しますよ？」

アリス「…はい…。」
ゆっくりと包帯が外されていった。緊張感が漂う…。