ヒーロー見参

2/5
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
花芽ぶく春。桃色の吹雪の中に小さな影があった。 影はじょじょに大きくなり人型を成していった。風は止むことなく花を散らしている。 しかし桃色の吹雪は少しずつ色褪せ、やがてどす黒く生命を感じさせない色に一帯が染まろうとしたとき 「そこまでよ!」 もう1つの影があらわれた。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!