ロスタイム

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現在生き残っているのは圭、藍、麻里、太一、駿、ツグミ、渚、千代美、守の9人…その全員が今図書室にいる。 守「図書室…何もないな」 守は本棚をあさりながら言った。麻里はツグミと一緒に机の上に上がっていた本をみている。 千代美「これ…沙也加の…」 千代美が床に落ちているバッグをみつけた。確かに沙也加のだ… 渚「麻里?」 麻里が一人でブツブツなにかを言っている。突然立ち上がった。 太一「どうかしました?」 麻里「太一…ちょっと手伝って」 圭と藍は図書室の一番奥の本棚をあさっていた。藍は疲労がピークにたしているみたいだ。 圭「大丈夫か?」 藍「大丈夫だよ…」 あきらかに大丈夫じゃないような小声だ。 圭「少し休めよ」 藍「大丈夫だって」 圭が心配するのも無理はない…しばらく本棚をあさっていたが出口はもちろん手がかりさえみつからない。 圭「俺ら…やっぱ死ぬのかな?」 圭が珍しく弱音をはいた。藍が圭を見つめている。 藍「死ぬのは簡単だけど…でも少しでも生き残れる可能性があるならあたしはそれに縋りたい…」 圭「…そうだな…」 その時麻里が二人のところにやってきた。 麻里「実験体を倒す方法…みつけた…」
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