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煙がだんだん晴れていく…その中にひとつ…小さな影がみえるのを確認した。
守「まだ生きてやがる!!みんな逃げろ!」
守が叫び一斉に走り出した。渚、麻里、藍の順番で外に飛び出した。守が圭をかつごうとしたその時煙が晴れて実験体が姿をあらわした。
守「くそ!!まだ生きてやがる!!」
実験体の左腕はちぎれていた。斧はもう持てないみたいだが充分人間を握りつぶせるだけの握力は残っているはずだ。
守「くらえ!!」
守がショットガンを撃ちまくった。一発撃つたびに肩が外れそうな勢いだ。
守「まだ…倒れないのかよ…」
実験体が近付いてくる…その時圭が立ち上がった。
圭「守…先行けよ…」
守「お前…何言って…」
実験体は目の前まできている。圭は守よりも前にでた。
圭「…行ってくれ…」
守「おれも戦う…」
圭「ダメだ…お前は外に行って…生き残ったあいつらを…助けてやってくれ」
守「…お前死ぬ気か?」
圭は守をみて少し笑顔をみせた。
圭「んなわけねーだろ…約束したんだよ…必ず…あいつを守るって…」
圭は銃を構え叫んだ。
圭「行ってくれ!!」
守「必ずだぞ…」
そう言って守は外に飛び出した。実験体は圭につかみかかろうとする。
圭「ラストゲームだ…」
圭は横に飛び上着のポケットから最後の切り札…マグナムを取り出した。
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