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麻里「…っといったところです…」
麻里は全てを男に話した。男は運転しながら驚いた表情をした。
女「……その男の人の名前は?」
守「確か…田村…謙三」
男「なんだって!?」
渚「どうかしたんですか?」
男は少し黙り込み口を重くひらいた。
男「田村謙三は…俺の弟だ…」
藍「弟…さ…ん?」
女「そう…謙三さん生きてたの…」
圭「おい…あいつの兄さんなのか?」
男「俺の名前は田村謙一…こいつは嫁の明恵だ…」
明恵「よろしく…」
謙一「あのやろう…まだあんな実験続けていたのかとりあえずお前らの服…ボロボロだな…買いに行くか」
車は山を下り街に入った。
圭「なぁ渚…どうやってこの時計外したんだ?」
渚「あっそうだ…この資料みせるの忘れてた」
渚は鞄から分厚い本を取り出した。そこにはフランス語でかかれた実験体の資料と時計の構造がかかれていた。
藍「麻里が全部解読したんだって」
車は一軒の服屋についた。
謙一「体のサイズを教えろ…」
明恵「女の子は私に教えてね」
買ってきた服に着替えた。新しい服の匂いだ…
圭「これからどこへ?」
謙一「俺ん家だ…これから引っ越しの準備しなくちゃいけないんでな」
車は街の闇に溶け込んでいった。
生物兵器エピソード1終了
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