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薄暗い部屋には、満足そうな笑みを浮かべたグリド。
「十分楽しんだのだから悲観する事もないだろうに。」
血のように真っ赤なワインを口にしフッと笑う。
「最も、悪魔との契約の代償は命だと遥か昔から決まっているが。」
凍り付くような冷たい微笑みを浮かべる。
右手にはあの鉛筆。
「あらグリド、仕事は終わって?」
柔らかいイヴの声が響く。
「ああ。」
グリドはそっとイヴの手を取った。
Fin.
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