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act2. 夢を見る男
「あら、またお客様みたい。次から次へと良く来ること。」
うふふっ。
そう言ってイヴは満足そうに笑みをうかべた。
「それが人間だ。貪欲な生き物だな。」
グリドも楽しそうに答えた。
「私がお客様のお相手をするわ。グリドはまだ接客に慣れていないようですから。」
悪戯っぽくイヴが言う。
「ああ、そうして貰う事にしよう。久々の人間相手に疲れた。奥で休んでいるよ。」
「ふふっ、ごゆっくり。」
扉が開いたのは、その直後ー
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