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成長した桃太郎は村を荒らす鬼を退治するために鬼ヶ島に向かう事を決心しました。
「桃太郎、きびだんごを持っていきなさい」
「ありがとうおばあさん」
桃太郎はきびだんごを持って行きました。
旅に出てしばらくすると、犬が現れました。
「桃太郎さん桃太郎さん、そのきびだんごを下さい」
犬は舌を出し、きびだんごを待ちました。
「よし、すもももももももものうちもももすももももものうちと三回言えたらこれをやろう」
「え!?えっと、すもももももももものうちもももすももッ舌噛んだ」
「はい没、帰ってよし」
「…………」
犬は渋々帰って行きました。
桃太郎は他の動物にもそう言いました。
勿論誰も出来ませんでした。
そして、御供がいないまま鬼ヶ島に着きました。
結果、ボコボコにされて鬼達のパシリにされましたとさ。
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