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金太郎
ある山の奥深く
一人の小さな子供がおりました。
その子供は金太郎といい、森で暮らす日々を送っておりました。
今日は森の動物達と相撲大会があります。
金太郎は慌てて家を出て行きました。
「さぁさぁ誰でもかかってこい」
金太郎は威勢良く動物達に呼び掛けました。
「僕が行く」
横から狸が出てきて相撲の体勢になりました。
はっけようい のこった
「どりゃあ」
金太郎は狸を土俵から投げ出しました。
「他に強い奴はいないのか」
金太郎はシコを踏み叫んだ。
「俺が行くぜ」
奥からズシンズシンと音をたてて現れたのは…
パンダでした。
「何故パンダ?」
「隙あり」
パンダは金太郎に突進し背後をとった。
そして、プロレス技をかけました。
「オラァコブラツイスト!!」
「ギャァァァァ!!」
「続いてロメロスペシャル!!」
「ノォォォォォォ」
金太郎は次々とプロレス技をかけられました。
「いいぞいいぞ、やっちまえ」
場外からパンダへの応援が響き渡りました。
「最後に、筋肉バスター」
ドスーーーン
「うぎゃ~~~~」
カンカンカンカン
「勝者パンダ」
「よっしゃあ」
こうして金太郎は相撲では無くプロレスでパンダに滅多討ちにされましたとさ。
めでたしめでたし
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