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あいつは俺のこと 覚えてないみたいだし?
だからって、自分から正体バラすようなことはしたくない…
あぁ俺に残された選択肢はないのか?
よく考えろ、藍原爽!!
んー…
黙ってここは、大学で待ってようか。
そして、後から仲良くすればいい…
でも湊と先に会ってるし…
深く考えるな、俺!!
つうか考えてたら、もう昼だし。
「さぁ学食へと行きますか」
独り言のように、言葉を発する。
真紀にしか聞こえないように。
「爽、俺も行く~」
「あたしも~」
はい、なんか真紀にひっついて 違うのも来た。
蓮の話はできねぇな。
「いいよ。みんなで行こうな」
付いてきた女の頭を少し撫でてやると、造った顔の頬が紅く色づいた。
女なんて、こんなものでしょ。
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