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「ごめん、爽。お母さんはバカね」
遠くでそんな声が聞こえる。
母さん、なんで俺を残して走っていったの?
未だにわかんないんだ。
母さん!!
『夢か…』
俺の運命を変えた日から、あの夢を何回見ただろう。
体は嫌な汗をかき、ベトベトした。
もう15年前の話だろ。
いい加減見なくなったっていいだろ?
俺を苦しめないでくれ…母さん。
1人はもう平気だから、思い出したくないんだ。
俺が殺したみたいじゃないか…。
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