違和感

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私はツレの家に訪れる度、常に二つの違和感を感じていた。 一つ目の違和感… 先の丸まった古びた赤いクレヨン。 毎日掃除されており、ほこり一つ無く整理された棚の上に、無造作に置かれたそのクレヨンは異様なまでの違和感を発していた。     二つ目の違和感… それはツレの家そのものだった。 ツレの家は一軒家の二階建てなのだが、外から見た雰囲気と中に入ってからの雰囲気が何か異質な物を私は感じていた。    
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