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――真相を確かめなればならない。
あたしは放課後の昇降口で仁王立ちをしている。
身長が170以上という、男子にひけを取らない高さだけに、結構な威圧感を出しているに違いない。ああ、周りの視線が痛いな。
しかし一番痛いのは横からにらみつけてくる美代の視線だったりする。
「てかほんとに妹だったわけ? うちのクラス四階でしかも一番端なのに」
「間違いなく由佳里だったもん。間違えようのないあのうなじから腰のライン」
「そこまでいくと変態かストーカーの域なんだけどぉ!」
友人に、ドン引きされたって気にしない。それがシスコンクオリティ。
あたしが心にきめたことは、ひとつ。
どうやって妹の男を痛めつけようか、その一点だ。
ゆ・る・さ・ん。
あたしの顔をみて美代は引きつった顔をした。多分、今とてもヒトにお見せできる顔じゃないと思う。
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