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…涙がでてきた。
私の顔は私ではなくなった。。
鏡には私じゃない人が居る。
私が居るはずなのに私が居ない…。
消して長くなかった髪も治療の邪魔だからと医者にズタズタに切られて、皮膚は変色して斑点みたいになって、唇は笑うだけで裂けてしまうからカサブタになってる。
これじゃぁ外も歩けないや。
こんなの外歩いてたらバヨハザードみたいに打ち殺されちゃうよ。
見たのを後悔した。
ママが悲しまないように、平気なフリをしよう。
そう決めた。
本当は死にたかった。。
でも死んだらもっとママ泣いちゃうから。
私はママには泣いてほしくない。
私はいくらでも笑顔でいようと思った。。
ママが居ないときベッドでちょっと泣くくらいいいよね…??
僕は鏡を見ないようにした。
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