01.恋文。

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べんっ! 『痛っ!!』 突然、私の頭に衝撃が与えられたので、私は眉を歪めて振り返った。 後ろに、健斗がニヤついて立っていた。 ブレザーをわざとルーズに着ていて、髪型はウザったいくらい前髪が長い。 本人は、カッコイイと思ってるみたいだが、私個人としては嫌だ。 コイツも中学までは純情少年だったのになぁ…。 健斗とは、中学も同じということもあり、よく話していた。 たまに、『二人、付き合ってるの?』と聞かれるが、その度に二人で全身全霊否定しまくった。 『何するん!?』 私が、叫ぶと 健斗は笑った。 _
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