01.恋文。

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人事だと思って…。 『嫌やし!!変な人やったらどうするん?』 私が、半分必死で拒否すると、ユミは眉をぴくりと動かした。 『確かに自分で《変です》って書いてるしね。で、なんて返す?』 ユミは、平然と私の意見を受け流した。 ユミには従うしかないのである。 『とりあえず、コイツが誰か調べないとね』 ユミは、長い髪をかき上げて妙に真剣に言った。 こういう仕草が男を引き寄せるのだろう。 そして、ユミに言われるがまま返信すると、12分後に携帯が鳴った。 _
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