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パラパラと
ホコリが舞った。
部屋の照明の光が入り込み、キラキラ輝いた。
私は、思わず咳込んだ。
これは、徹底的に綺麗にする必要がありそうだ。
マスクを装着。
まず、目の前の段ボールを引きずり出す。
段ボールの上には、綿ぼこりが雪のように積もっていて、触るのをためらった。
『この段ボールは何だ?』
一人暮らしが長くなると
独り言も増えた。
なんだか悲しい。
私は、段ボールを開いた。
これが、誰もがはまる
掃除の罠。
昔読んだ本やらアルバムやら
心をくすぐるような物が
掃除の進行を完全にシャットアウトする。
まさか、私がこの罠にはまるなんて…。
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