01.恋文。

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高2で、秋だった。 世界は、夏の暑さを忘れてしまったようで、過ごしやすい日々が続いていた。 私は、目の前で購買で買ったサンドイッチをかじっているユミを見つめた。 茶がかったロングヘアーが美しい。 まるで絵画にでてくる女の人みたいだ。 ユミの真似をして伸ばしている髪も、やっとセミロングほどになった。 『そういや、私別れたんよ』 ユミは、本当にどうでもいいことを話すみたいに言った。 『彼氏と?もう?なんで!?』 ユミは、彼氏の新陳代謝が激しい。 誰かと付き合い始めたと思えば、二週間後には別れていて、その三日後には、新しい彼氏ができている。 毎回のことながら いつも私は、それに驚かされていた。 _
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