NEETが降りた村

4/4
250人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
     そう、まさに俺様が全財産を地に置き去るときだった。     「勇者様が舞い降りたぞー!!」     「勇者様じゃー!!」     「狩りの始まりじゃー!!」        勇者様? 何夢見てんだコイツラ。    どれどれ、その勇者様の顔とやらを拝んでから逝きますかね……。           「ん?」        おい、住人よ。何故俺様を睨む。    有り金なら全部置いたはずなんだぜ?    いや、やっぱイジメかっこわるいよ!        怖いよ恐いよ強いよ……。    一人まがまがしいエモノ持ってますし。       「お、穏便に行きませんかマフモフ」   「…………」        何で黙るんだああああ!!        こ、コイツラは出来る。        イジメの心得を知っている。        嫌、だから謝るから!謝るから!       「ニャンニャン(*p>vQq)+'テヘッ」       「…………」        まぁその後、俺様は拉致された訳ですが?    正直泣きましたよ。えぇ。    だってホント何あの原住民。    完全に俺様の事を食う気満々じゃないですか。                もちろん色んな意味で。  
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!