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そう、まさに俺様が全財産を地に置き去るときだった。
「勇者様が舞い降りたぞー!!」
「勇者様じゃー!!」
「狩りの始まりじゃー!!」
勇者様? 何夢見てんだコイツラ。
どれどれ、その勇者様の顔とやらを拝んでから逝きますかね……。
「ん?」
おい、住人よ。何故俺様を睨む。
有り金なら全部置いたはずなんだぜ?
いや、やっぱイジメかっこわるいよ!
怖いよ恐いよ強いよ……。
一人まがまがしいエモノ持ってますし。
「お、穏便に行きませんかマフモフ」
「…………」
何で黙るんだああああ!!
こ、コイツラは出来る。
イジメの心得を知っている。
嫌、だから謝るから!謝るから!
「ニャンニャン(*p>vQq)+'テヘッ」
「…………」
まぁその後、俺様は拉致された訳ですが?
正直泣きましたよ。えぇ。
だってホント何あの原住民。
完全に俺様の事を食う気満々じゃないですか。
もちろん色んな意味で。
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