ママンな小話

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昨日の夜中、ママンから電話が来ました。 『辻っこの郵便番号教えてー』 夢の中いたところを叩き起こされました。 「○○○―○…ぐぅ…」 『で、部屋番号は?』 容赦ない仕打ちでした。 眠すぎて電話切りました。 そして風邪を引いた時。 「熱が39度あるのdeath…」 『あんら!体温計あったの?』 体温計の有無より娘の心配をして下さい。 うちのママンは韓流好き。 ブームとかそんなんじゃなく、本当に韓国の番組しか見ない。 スカパー大好き。ニュースもバラエティも全部韓国産。 この間電話した時、いきなり韓国語で出ました。 『ヨボセヨー(もしもし)』 「あーあたしだけどー」 何事もなかったかのように会話を続ける辻。 ママンは少し寂しそうでした。 そしてこれを書くにあたって、「もしもし」を韓国語で何て言うのか、わざわざ聞きました。 『ヨボセヨだよ。突然なに?』 「日記に載せようと思って」 『あらっ!「こんにちは」とかはいい?「アンニョンハセヨ」だよ!』 さすがにそれ位は知ってるよ。 『変なこと書かないでよ!』 もう遅いです。みんなママンの暴走っぷりを知ってるんだよ。 これからもママンを温かく見守ってあげて下さい。
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