†田木雅人†

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「ま、まさか、真琴がそんなッ!!」 「……」 「な、なんで!?どうしてそうなっちゃったのよ!?」 と、サオリはあたしの 肩を掴み、ガクガクと あたしを揺さぶってくる。 今しがた、サオリにだけ 雅人先輩と付き合った事を 報告したのだ。 他の誰にも 言うつもりはないが。 「ねぇ。」 と、一言あたしが 言うと彼女は、 揺さぶるのを止めた。 「雅人先輩ってどんな人?」 「はぃ!?」 目を見開くサオリを 面倒くさく思いながら もう一度聞いた。 「…雅人先輩は、どんな人なんですか?」
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