ファイル1 赤い靴

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「私は、 ――夢魔(ナイトメア)―― だと思うのですが…」 胡夜は、少し不安そうに、だがはっきりと言った。 もしもそうなら…面倒だ。 「私もそう思います。」 天使さんはすでに紅茶を飲み終えて、クッキーに手をのばしている。 (…緊張感無いなぁ…。) 「夢魔は頭が良いので面倒ですが、頑張りましょう」 笑顔でサラっと言われた。 『…………………はぁ。』 僕と胡夜は、同時に溜め息をついた。 .
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