ファイル1 赤い靴

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中園苺はその時、 恐怖を味わっていた。 ベッドの横には… 赤い靴。 『ねぇ…何処行ってたの? 何処に行ってたの??』 「・・・・」 ―赤い靴の女の子は、 語りかけてくる。― 『何処に行ってたの?寂しかった…一人は嫌だよぅ』 「・・・・・」 『ねぇ、遊ぼ?遊ぼう?今日はねぇ…』 苺は恐ろしかった。 『今日はかくれんぼしよ』 微笑む女の子の右手には、今まさに人を切り刻んで来たと思われる、 ――血にまみれた鎌が―― .
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