ファイル1 赤い靴
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「――はぁっはぁっ―。」 呼吸する音が響く。 ―前も隠れんぼをした。 1回目はクローゼットの中に。 2回目はベッドの下。 ―どちらも、すぐ見つかった。 迷う事無く、足音は苺へと近づいて来て… 『見ぃーつけたぁ。』 …と言われたのだった。 その時の顔を思い出すだけで寒気がする。 .
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