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「ごめん下さい。こちらで難事件を解決してくれるって聞いたんですが―」
「はい。どうぞ、椅子にかけてお待ち下さい。今、呼んで来ますので。」
今回の依頼者は女の子だ。髪はストレートで長く、腰に届きそうだ。9~10才といったところで、幼さが残っている。
そこへ、天使さんが来た。
「お待たせいたしました。
私は‘天使’と申します。どのようなご用件でしょうか?」
女の子は、目に涙を浮かべながら話し始めた―
………………………………
「なるほど。分かりました。それでは、3日後にお伺いしますので。
「はい。お願いします。」
女の子は深々と頭を下げ―……出て行った。
女の子の話はこういうものだった――
彼女の名前は
―中園 苺―
第二小学校の四年生。
苺は双子の姉で、
妹の名前は
―中園 桃子―
という。
その妹が、2週間ほど前から【奇妙な行動】をとり始めたという。
…これが彼女の悪夢の
始まりだった…
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