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ゆっくりと目を開けると、眩いばかりの光溢れる景色が俺の視界に飛び込んで来る。
…俺、こんな景色知らないんだけど…何?この嫌にメルヘンな景色。
あー…そっか、俺まだ夢の中なんだぁ…
………寝よ。
ゴツッ
『いってぇ…誰だよ今っ…あれ?夢なのに痛い…』
「いつまで寝ぼけてるんだ?」
目線の先には黒。基、黒いズボンの裾と革靴。
どうやら俺は座った状態らしい。
そのまま目線を徐々に上へ移す。
『誰…アンタ』
逆光のせいでシルエットしか解らない…が
シルエットだけでも十分おかしい。
なんか…頭についてませんか?
「俺は白兎だ…早くソコを退いてくれ。急がないと遅刻してしまう。」
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