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『なっ…なんだコレ!?』
俺が今身に着けているハズの学ランはそこには無く、代わりに俺は深緑色のドレスにフリフリの白いエプロンを身に着けていた。
否、確かに俺はどちらかというと女顔だけどさ…?いくらなんでも、これは…
『イタイだろ。』
深く溜め息を吐いたけど、すぐ我に返った。
俺…このメルヘンな世界からどうやって抜け出すんだ?
とりあえず、ここが俺の元居た世界じゃないことは解った。夢じゃないってことも。
と、なると…今唯一他の場所に抜けられる所といえば…
俺はさっき白兎らしき男が通った樹の穴を見つめた。
『ここしか…無いんだよな。』
仕方なく膝と手の平をついて四つん這いになり、その穴を潜って行った…。
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