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さっき…誰かに呼ばれた気がすんだけど…
気のせいだったのかなぁ~…
その時
ガラガラガラ…
誰かが保健室に入って来た
『何だよ、先生いねぇ~のかよ』
ん?…この声は…
智美が上半身を起こし少しだけカーテンを開けると
『あっ』
智美『あっ…』
赤崎 英だった…
英『なんだ、真面目そうな顔して、あんたもサボるんだ』
英は、そう言いながら智美の隣のベッドに座った
智美『違っ…』
智美が否定しようとした時、英の手が智美の目の前出され2つの飴があった
智美『えっ?』
英『食え』
ガラガラガラ
英は急に保健室のドアが開いたのにビックリしたのか2つの飴をバッと智美のベッドに起き立ち上がり開いたドアの方にサッと向かった
智美『???』
『赤崎君、どうしたの?』
この優しそうな声は保健の多香子(たかこ)先生だ
英『いや~、たかちゃんの顔見たくて♪』
英は、動揺を隠そうとしているのか、金髪の頭を掻きながら不自然な笑いをした
『はいはい、ほらっ!サボらないで早く教室に戻りない!!』
先生は手に持っていたボールペンを英のオデコにパチンと叩いた
英『あはは;;ですよねぇ~』
英は、保健室をそそくさに出ていってしまった…
一体何しに来たんだろう…
智美は布団に転がった2つの飴を手に取り首をひねった
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