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「とにかく、今すぐにお父様のお電話に出なさい!!!」
アルサムはブツブツ文句を言いながらも受話器をとった。
「何かようか?」
「あぁ!」
うれしそうな声で応える彼の父。
「お前にピッタリの女の…」
ガチャ!
ジリリリリン!ジリリリリン!
ガチャ!
「何故切った?」
「…どうせ見合いの話だろ?俺は親父が連れて来た奴とは結婚しねぇぞ。」
「まあ、そういうな。」
「やだね!」
「では、用件を言おうか。」
「始めっからそうしろ!!!」
アルサムは今にも受話器にヒビを入れそうなくらい握り締めている。
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