おに、オニ、鬼

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彼らが着いたときにはすでに遅く、一人の女性が死んでいた・・・鬼が体を引きちぎったから。 「チッ、遅かったか。」 鬼の口からはヨダレと共に赤い水滴が。 「グヘヘ、ゲハハハ。」 女性の肉片をその場に落とし、近付いた。 「・・・一つ聞きたい。」 「アア"?」 「何故その女性を襲った?」 牡丹の声には怒りが含まれていた。青龍も黙っていたが、怒っていた。 「そんなの簡単だ。」 ニヤリと笑って言った。
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