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甘い香りの
漂う所
紫の夢
見る所
憧れの君
そこに居て
淫らな声で
呼び掛ける
そっと触れる
白い肌
なぞらせる指
触れる唇
這わせる舌に
熱い息
耳元に聞く
君の声
荒い息が
重なって
熱い唇
重ね合う
唇わって
入り込む舌
最初は優しく
絡ませて
熱い吐息と
熱い舌
気持ちに任せ
絡ませる
濡れた髪の毛
かきあげて
のけぞる首に
愛撫する
汗ばんだはだ
優しく触れて
火照った身体
抱き締める頃
紫の夢
終わる頃
甘い香り
漂わす
花瓶に活けた
一輪の花
夜になると
咲き誇り
甘い夢に
誘い込む
今日も夢に
誘い込み
艶めかしく咲く
紫の花
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