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ザクッ!!!ズブッ!!!
一度目…
二度目…
哲男は、自分を勇気づけるために、雄叫びをあげていたが、もうなにも言葉を発しなかった。
ときどき苦痛から、声を発したが、それだけだった。
6回ほど刺した所で意識は途絶え、死亡、そして、目が覚める。砂時計を確認し、無言で包丁を1本手に取り…
グサッ!!!ズブッ!!!
苦痛を堪えながら、ただ…ただ…無心で、刺し続ける。
死亡…
目覚め…
刺す…
死亡…
目覚め…
刺す…
死亡…
そこからは繰り返しだった。
何度も何度も何度も何度も
刺して刺して刺して刺して
死んで死んで死んで死んで
そして目覚めた…
いつしか哲男の顔から表情は消えていた…
まるで機械のように…
感情のない人形のように…
同じ事の繰り返しをただただ行った…
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