死後

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床に散乱していた包丁は1本…また1本と無くなっていき…ついに残り1本になった… ヒツギは、『ついに残り1本ですよ!』と言いたかったが言うのをやめた… 最後の1本…今まで表情を無くし機械の様に動いていた哲男だったが… 「最後か…」とつぶやく… 久しぶりに言葉を発した… そして… 刺す…刺す…刺す…………刺す………………………………刺す…………………………………………………刺す……………… 手から包丁が離れる… 赤く染まった包丁が床に落ちる… 意識を失う… 倒れる… 動かない… 動かない…………… 動かない…………………
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