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「もう一度確認させてくれ…俺はこのバスタブで窒息死すればいいんだよな?」
「はい」
「だったら…それまでにたとえば包丁でずたずたに切り裂かれてそれからバスタブで窒息死したらどうなる?」
「窒息死しているなら、ほかの器官がずたずたになっていようが関係ありません、大切なのはそこのバスタブで窒息死することなのです、それさえできればあとは何を行っても構いません…ですが…それがどうしたのですか?」
思った通りだ…いけるかもしれない…
「あと…もうひとつ質問させてくれ…さっきまで使ってた包丁1本…あれまた出してくれたり出来ないのか?」
「それは可能ですが…」
「いやっ!ちょっとまて…もしかして、また1回多く死ななくちゃいけなくなったりしないか?」
「いえっそんなことはありません…しかし哲男さん…一体何をしようというのですか?」
「それなら早く出してくれ!時間がねぇんだろ!!」
言われた通りにヒツギは指をパチンッと鳴らすと包丁が一本天から降ってきた…
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