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グチャッ!!!
左足の切断も完了した…
はぁっ…はぁっ…
哲男はもう叫ぶ元気を失っていた…
両足からは赤い血が溢れんばかりに流れ…バスタブのなかの湯はいつのまにか真っ赤に染まっていた…
まずい…もしかしたら…出血多量で死んじまうんじゃねぇのか?
だが…もう後戻りは出来ない…
次は左腕だ…
グラッ…
両足を失った事で座っていたバランスが崩れて倒れそうになる…
ガシッ…
両手でなんとかしがみつき、バランスをとりなおす…
危ない…いまもしバスタブの中に落ちればまだいいが、バスタブの外に落ちてしまったらもうバスタブの中にもどるには一苦労だ…
確実に窒息するために…両手を失わなくてはならない…
バランスを崩さない様に…あまり大きく動かない様にしなくては…
そして…
左腕を刺し始める…
意識がもうろうとしてくる…
血が足りない…
でも…今は…
刺さなきゃ…
刺さなきゃ…
左腕を…
バランスが崩れないように…
何度も…
何度も…
刺す…
骨が硬い…
切断できない…
それでも何度も…
刺す…刺す…刺す…
しだいに骨は砕かれ…
そして切断…
これで…いい…
あとは…右手だけだ…
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