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目が覚める…
バスタブが消えていた…
もちろん包丁も無い…
体は五体満足に戻っている…
「…ついに…やったのか…俺は…窒息出来た…んだよな…」
何にもない空間を見渡すと、ヒツギと砂時計しか見当たらない…
「砂時計!!!」
慌てて砂時計を見る…
今までの苦労…13本の包丁での自殺…自分の両手両足を捨てバスタブで窒息死するというその苦労…それがこの砂時計しだいではまさに砂の如く流れてしまうのだ…
すでに砂時計の下の部分に大量の砂がたまっている…
砂時計は…
さらさらさら………………
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