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「はぁ……あぁっ海司…そこ、やだぁ……っ」
電気の消された暗い寝室に熱の籠った声が響く
「嫌って言いながらんな色っぽい声出してんのはどこの誰だよ、祐也?なぁ、お前が勝手にしろって言ったんだろ?」
「ぁぁっ……こんなっ…つもり、じゃ……なかっ…あぁっ!」
ビクッと祐也のからだが跳ねる
ぎしりとなるベット
くちゃりとなる水音は唾液なのだろうか?それとも祐也のからだから出た物なのか?祐也は分からなかった
ただ感じるのは快楽だけ
「ぁ、ん……っな、んか…へん、だよ……っ」
祐也が浮かれたようにそう言うと、海司がぴたりと動きを止める
「ぁ……海司……?」
物足りなさそうになんで、という表情で海司を見やる祐也
そんな祐也を見て海司がくつりと笑った
「物足りないの?ヤダっていってたのに?」
「っ!止めてもらって清々したよっ!」
「…ふーん?そう?」
すっと海司が祐也に触れる
「っあ……」
びくりと声をあげて祐也のからだが反応する
「やっぱりいいんじゃないか、嘘を言った祐也にはお仕置だよ?」
「ちが……っ!」
海司は怪しく笑って、祐也に目隠しをした
そして、祐也の手足を大の字にしてロープでベットの足に縛り付ける
そして、右手は祐也のからだの中心に、左手は祐也のからだを滑らせ、イイトコには触れず焦らし始めた
「かい……しぃ……っぁん……」
くつくつと海司は祐也が行きそうになると手を止め、治まって来たらまた触れ、を繰り返す
祐也はイきそうなのに行かせてもらえず、もどかしさすら感じ始める
しかし、先ほど意地をはった手前、イかせてくれだなんて言えず必死に我慢して居た
「祐也、良く我慢してるねぇ……でも、言ってくれないと、ずぅっともどかしいままだよ?」
祐也の心境を察したかのように海司が優しく言った
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