事件と少女と青年と①
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―翌朝 「ふあぁ…。」 『ガシャ』 (ん…?ガシャ?) 目を覚まし、伸ばされようとした青年の手は手錠によってしっかりと拘束されている。 「あぁ、そうか。捕まったんだっけ…。」 そうつぶやいてから、牢の向こう側に人が立っているのに気付く。 「起きたみたいね。ついてきてもらえるかしら。」 そこには昨晩の少女が立っていた。その手に鍵を持って。
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