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猿はたまに一人で登りに来た。天辺まで登っては眺めを楽しんでいた。
猿にはお気に入りの木があったようだ。その木に登れるのは猿だけ。猿は自分のモノのように思っているのかもしれない。
今日も自分の場所を確かめるように登って景色を眺めていた。
猿は他にも私の中で暴れ回っていた。
チョロチョロと走り回ったり、ブランコから飛び降りたり、私の街灯にもよじ登る始末。
そんなある日、私に集まって遊んでたモノ達が、また茶色い虫を採りだした。そこに猿もやってきた。
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