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マンションに着き
下からクラクションを鳴らす
しばらく待ってみるが
なかなか降りてこない
まさか、また･･
悪い事が頭をよぎる
深いため息を吐いて
部屋までいく
ガチャ･･
「おーい、真理ー！」
返事がない
まじかよ･･･
部屋に続くドアを開ける
神様！お願いしますよ
そう祈りながら部屋に入る
すると部屋の床にビリビリに
破られた思い出の写真たち
雑誌もめちゃくちゃに散乱
していた
やっぱり･･･
１番やばかったのは
テレビの上に飾っていた
二人の写真の僕の顔が
真っ黒に塗り潰してある
背筋がゾッとした
マジでやばい･･･
そして真理がベッドの上に
ぼーっと立っている
「おい真理っ！」
ついキレ気味に
怒鳴ってしまった
真理の手に包丁が
握られている･･･
なんでそうなるんよ？
真理が僕に気付いて
ゆらゆら近寄ってくる
たぶん刺される
いや･･･絶対刺される
逃げるか？
そんな事できない
どうする？
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