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「その包丁でどうする気だよ？」
また怒鳴ってしまった
ちょっと真理が反応して
止まった
ここか？
「どーしたいのか俺には
わからんわ！！」
頼む、真理、帰ってこい
「殺したいんか？」
「包丁置けよ」
頼む、置け！
カラーン･･･
真理は包丁を落とした
僕はすぐ真理の元に
駆け寄り包丁を取った
久々に死ぬかと思った
真理はもう普通じゃないな
僕は迷わず真理の手を掴み
車に乗せた
一度病院で見てもらうしかない
真理はぼーっとしている
ひろちゃんに電話をして
病院の場所を探して
電話くれと言ってすぐ切った
真理が僕の腕に爪を立てる
爪が食い込む
僕も神経がたかぶっていて
全然痛くない
折り返しひろちゃんから
電話があり場所を聞く
病院に着き真理を連れていく
ほぼ待たずに診察室に
通される
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