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自分で別れようなんて
言っておきながら
後悔していた
むしょうに雨に濡れたくなり
雨の中ずぶ濡れで歩いた
気がつくとエリカの家の前だった
今日も部屋の電気は着いている
後戻り出来ない事に気付き
僕は泣いた
何も悪い事してないのにと
思った
この感情の全てを
シンジにぶつけるつもりだ
しかし
シンジは絶対話してないと
シラをきる
信用しろと逆切れした
親友だと思っていただけに
ショックも大きかった
シラをきるシンジに
がっくりした
僕はバンドを抜けた
後にわかった事だが
みんなに話を広めたのは
シンジの彼女のユキだった
ユキとエリカは
幼なじみで僕がシンジに
話した事は
ユキもエリカから聞いていたのだ
しかし
この時点で知らない僕は
親友を犯人と決めつけ
突き放してしまったのである
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