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あの女とホテルにいるとき
「かなり痩せたよね？」
と言われた
そういわれてみると
ベルトの穴がふたつ
縮んだ
ちょうど体重計があったから
乗ってみたら
70kgあった体重が
48kgになっていた
「もしかして覚醒剤？」
ストレートに聞かれた
「違うよ」
笑いながらごまかすと
深刻な顔をして
「私、悩みあるんだ
覚醒剤、私にもちょうだいよ」
と言われた
「悩みってなんだよ？」
「それは今は言えない」
「････」
「わかった、やるよ」
「やっぱり･･･ありがとう」
その時は会社がうまくいってないのか？
と考えていた
「ねえ、打ってよ」
そっとタトゥーだらけの
腕を出してきた
俺は準備をして
腕をゴムバンドで縛った
「ホントにいいのか？」
「うん、お願い」
どこか悲壮感が
漂っている
俺は腕をとり打った
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