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僕は真理の肩を軽く叩いた
「真理、来たよ」
真理は振り返り
目をまんまるくさせた
「え?え?ショウくん?」
やばいやばい
あからさまに動揺させてしまった
僕は事の流れを白状した
「ホントにびっくりしたんだよ」
真理の笑顔が久しぶりに
眩しかった
「めちゃめちゃ田舎だな」
「やっぱりそう思うよね」
そう言ってまた笑った
ホントに落ち着いたんだな
少し安心した
「駅じゃアレだから
ファミレスでも行こうか?」
「うん・・あれ?車じゃないの?」
「あ、あー・・えっと、
修理中だからJRで来た」
「あ、そーなんだ」
ふー・・なんか話すこと
ひとつひとつ気をつかう
受験生の親って
こんな感じかな?
僕らは駅前に唯一ある
ファミレスに入った
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